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~新築住宅の床材選び:快適な暮らしは足元から!素材のメリット・デメリットを徹底比較~

2025年12月4日


こんにちは!柴田建築企画です。

 家づくりは、間取りや収納、キッチンや動線など、決めることがたくさんあってワクワクしますよね!その中でも、部屋の印象を大きく左右し、毎日触れる「床材」は、住み心地に直結する非常に重要な要素です。

「たくさん種類があって、どれを選べばいいか分からない…」 そんなお悩みを抱える方のために、今回は代表的な6種類の床材について、それぞれのメリット・デメリットから価格帯、気になる床暖房への対応まで徹底解説します!

1. 無垢フローリング|木の温もりと経年美を楽しむ


特徴

自然の木をそのまま切り出して加工した床材です。本物の木だけが持つ温かみや美しい木目、心地よい香りが最大の魅力です。

メリット

・自然な風合いと高級感がある

・木が呼吸するため、調湿効果が期待できる

・経年変化により、色合いが深まり味わいが増す

・熱を伝えにくく、冬はほんのり暖かく、夏はサラッとしている

デメリット

・水に弱く、シミや汚れがつきやすい

・柔らかい樹種は傷がつきやすい

・湿度の変化で伸縮し、隙間や反りが生じることがある

【価格帯】高価格

【床暖房対応】対応製品もありますが、樹種や乾燥技術が限定されます。反りや隙間が起こりやすいため、無垢材の特性を理解した上で専用のものを選ぶ必要があります。

2.合板(複合)フローリング|デザイン豊富で機能的!

特徴

複数の合板を貼り合わせたものに、天然木の薄い板(突き板)や木目調などのシートを貼り合わせた床材です。現在の日本の住宅で最も多く使われています。

メリット

・品質が安定しており、反りや伸縮が少ない

・傷や汚れに強い加工がされた製品が多い

・カラーやデザインのバリエーションが非常に豊富

・無垢材に比べて低価格で、施工もしやすい

デメリット

・無垢材のような質感や調湿効果は期待できない

・一度深い傷がつくと補修が難しく、表面が剥がれると下地が見えてしまう

【価格帯】中~高価格帯

【床暖房対応】対応製品が非常に多く、安心して選べます。



3. クッションフロア|水回りの強い味方!コスパと機能性

特徴

ビニール系の素材でできた、クッション性のあるシート状の床材です。水に非常に強いため、トイレや洗面所、キッチンで定番となっています。

メリット

・耐水性が抜群で、汚れも拭き取りやすい

・クッション性があり、足腰への負担が少ない

・比較的安価で、施工も手軽

・デザインが豊富(木目調、タイル調など)

デメリット

・熱に弱く、重い家具を長期間置くと跡が残る

・高級感には欠け、経年で劣化しやすい

・傷がつくと補修が難しい

【価格帯】比較的低価格

【床暖房対応】対応製品もありますが、非対応のものが多いので選ぶ際は必ず確認が必要です。



4. フロアタイル|まるで本物!高いデザイン性と耐久性

特徴

塩化ビニール素材の硬質なタイル状の床材です。本物と見紛うほどのリアルな木目調や石目調のデザインが人気で、店舗などでも多く使用されています。

メリット

・デザイン性が非常に高く、高級感を演出しやすい

・耐久性が高く、傷やへこみに強い

・耐水性があり、メンテナンスが楽

デメリット

・クッション性がなく、質感が硬い

・冬場は足元が冷たく感じやすい

・目地から水が染み込む可能性がゼロではないので、土足でも玄関などの屋内使用が望ましい

【価格帯】中~高価格帯

【床暖房対応】基本的に非対応ですが、メーカーによっては対応可能なアイテムもある。



5. タイル|高級感と清潔感を演出する!こだわりの選択肢

特徴

陶磁器などで作られた床材です。ホテルや海外の邸宅のような、ラグジュアリーで洗練された空間を演出できます。

メリット

・圧倒的な高級感と重厚感がある

・耐久性・耐水性・耐火性に非常に優れている

・汚れが染み込まず、掃除が非常に楽

・熱伝導率が高く、床暖房の熱が伝わりやすい

デメリット

・素材自体が硬く、物を落とすと割れやすい

・冬場は非常に冷たく、素足では冷たい

・目地に汚れが溜まりやすいことがある

・材料費・施工費ともに高価になりがち

【価格帯】高価格

【床暖房対応】非常に相性が良いです。蓄熱性も高いため、効率よく部屋を暖められます。



6. 畳|日本の心。和みの空間をつくる伝統の床材


特徴

い草を編んで作られた、日本固有の床材です。ゴロンと寝転がれる心地よさは、畳ならではの魅力です。

メリット

・イ草の香りにリラックス効果がある

・適度なクッション性があり、座ったり寝転んだりするのに快適

・調湿性や吸音性に優れている

・イ草と比べて耐久性や撥水性に優れた和紙畳や、ダニが発生しにくい樹脂畳もある

デメリット

・水や汚れに弱く、シミになりやすい

・家具の跡がつきやすい

・ダニやカビが発生しやすく、手入れが必要

・定期的な表替えや裏返しといったメンテナンスが必要

・和紙畳や樹脂畳にもデメリットはあります(2025年10月19日参照)

【価格帯】中~高価格帯

【床暖房対応】基本的に非対応。対応製品(床暖房用の薄畳など)もありますが、従来の畳は熱に弱いため必ず専用品を選ぶ必要があります。



まとめ

いかがでしたでしょうか。

床材にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
そこで暮らすご家族様にも、「ペットと一緒に暮らしたい…」「アレルギー対策を一番に…」など、各々のご希望があると思います。

「これが一番良い」という正解はありません。大切なのは、「その部屋で、誰が、どのように過ごすのか」をイメージして決める事です。
最終的には、カタログだけでなく、ぜひショールームなどで実際のサンプルに触れて、質感や色合いを確かめてみてください。

柴田建築企画では、お客様一人ひとりのライフスタイルやご予算、デザインのお好みに合わせて、最適な床材をご提案させていただきます。

今後とも、柴田建築企画をよろしくお願いいたします。

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