ヌックは洋風の小上がり?いいえ、もっと奥深い魅力が詰まった秘密基地です!
最近、家づくりやリノベーションの雑誌で「ヌック」という言葉を目にすることが増えました。「おしゃれだけど、これって洋風の小上がりじゃないの?」そう感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、どちらも段差を利用して空間に変化をつけ、くつろぎの場とする点では共通しています。しかし、ヌックには小上がりとは異なる、「こもり感」や「居心地の良さ」に特化した、奥深い魅力が隠されているんです。 今回は、そんなヌックの正体と、小上がりとの違い、そしてヌックがもたらす豊かな暮らしについてご紹介していきます!
「ヌック」って一体何?その定義と魅力
まず、ヌックとは一体何なのでしょうか?
「ヌック(nook)」とは英語で「隅っこ」「奥まった場所」を意味します。家の中の少し奥まった場所や、壁の一部、階段下などを活用して作られる、こぢんまりとした居心地の良い隠れ家のようなスペースのことを指します。
その最大の魅力は、まるで包み込まれるような「こもり感」。壁や造作家具、低めの天井などでゆるやかに囲まれていて、外の喧騒から隔絶されたような、自分だけの特別な空間でリラックスできるのが特徴です。
多くの場合、ベンチソファやクッションが備え付けられており、読書をしたり、昼寝をしたり、時には集中して作業をする場としても活躍します。

小上がりとはどう違う?明確な3つのポイント
では、「洋風の小上がり」と感じられがちなヌックと、伝統的な「小上がり」はどこが違うのでしょうか?明確な3つのポイントで比較してみましょう。
1. コンセプトとデザインの指向性
ヌック:「居心地の良さ」「包み込まれるような安心感」「プライベートなこもり感」を最優先。デザインは洋風で、ソファやベンチ、クッションを多用し、モダンで洗練された印象が多いです。
小上がり:「空間のゾーニング」「多目的利用」「和の趣」が中心。リビングの一角に段差を設けて空間を区切り、畳を敷くことで和室のような役割を持たせることが多いです。
2. 空間の囲われ方
ヌック:壁や造作棚、天井の低さなどで三方(またはそれ以上)を囲まれ、半個室のような「くぼみ」として設計されることが多いです。この「囲まれ感」が独特の安心感を生み出します。
小上がり:主に床の段差によって空間を区切ります。必ずしも三方を囲まれているわけではなく、比較的開放的なデザインも多いです。
3. 主な用途と雰囲気
ヌック: 静かに読書をする、音楽を聴く、集中して作業をする、一人でお茶を飲む、家族と寄り添うなど、よりパーソナルでリラックスした時間を過ごすのに適しています。
小上がり: お昼寝、子どもの遊び場、来客時の腰掛け、時には食事のスペースとしても活用できる多目的空間。和の要素が強く、来客をもてなす場としても重宝されます。
このように、ヌックは単なる段差のあるスペースではなく、「籠って落ち着きたい」という欲求を満たすための特別なデザイン空間と言えるでしょう。
ヌックが暮らしにもたらす豊かな時間
ヌックは、私たちの暮らしにさまざまな豊かさをもたらしてくれます。
自分だけの「秘密基地」: 忙しい日常から少し離れて、一人で静かに過ごせる場所は、心のリセットに最適です。
家族の「寄り添い空間」:あえてこぢんまりとした空間だからこそ、自然と家族の距離が縮まり、穏やかな会話が生まれます。
空間の有効活用:デッドスペースになりがちな階段下や窓際などを、魅力的な居場所へと変身させることができます。
おしゃれなインテリアアクセント:造作家具としてデザインされることが多いため、それ自体がお部屋のハイセンスなアクセントになります。
集中できるワークスペース:周囲から隔絶された空間は、オンライン会議や集中して作業したい時にも最適です。

我が家にもヌックを取り入れるには?
ヌックを自宅に取り入れる際、いくつかポイントがあります。
1. 目的を明確に: 誰が、どのように使いたいか(読書、昼寝、作業、家族団らんなど)を具体的にイメージしましょう。
2. 場所の選定: 窓際で光を取り入れたい、リビングの一角で家族の気配を感じたい、寝室にプライベートな空間を、など最適な場所を選びます。
3. デザインと素材: お部屋全体のテイストに合わせつつ、クッションやブランケットなどでさらに居心地の良い空間に仕上げましょう。
4. 照明計画: 間接照明や読書灯などを取り入れると、夜の時間もよりリラックスできる空間になります。

まとめ
ヌックは、小上がりのような単なる段差や和の要素だけでなく、「包み込まれるような居心地の良さ」と「自分だけの秘密基地感」を追求した、現代の暮らしにフィットする新しいタイプのくつろぎスペースなのです。
もし日々の喧騒から離れ、心からリラックスできる特別な場所を求めているなら、ぜひヌックの導入を検討してみてはいかがでしょうか。きっと、もっと豊かで心地よい場所になるはずです。