こんにちは!柴田建築企画です。
家づくりは、ご家族にとって大きなイベントです。
夢や希望でわくわくする一方、さまざまな疑問や不安も出てきますよね。
お客様からご相談をいただくテーマの一つに「厄年」があります。
「厄年に家を建てても良いのでしょうか?」「厄年に新築すると良くないと聞いたのですが…」
人生の一大イベントである家づくりと、古くからの習わしである厄年が重なってしまったら、ご心配になるお気持ちとてもよく分かります。
今回は、そんなお施主様の不安に寄り添いながら、厄年の家づくりをどう考えれば良いのか、私たち建築のプロの視点も交えてお話ししたいと思います。
1.厄年とは? 科学的な視点と心の持ち方
最初に数え年とは…
生まれた時を1歳と数えて、元旦を迎えるごとに1歳加算する日本の伝統的な年齢の数え方です。
誕生日に関係なく、元旦を迎えるたびに年齢が増えます。
12月31日生まれの場合は、生まれた日が1歳、翌日の1月1日には2歳になります。
満年齢からの計算方法
・その年の誕生日を迎える前 満年齢+2歳
・その年の誕生日を迎えた後 満年齢+1歳
厄年とは
数え年で男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳にあたる年のことです。
これらの年齢は、身体的・社会的に変化が起こりやすい時期とされており、一般的に、厄年の前後を含む3年間が「前厄・本厄・後厄」となり、注意が必要といわれています。
・前厄 本厄の一年前で、厄年の兆候が現れ始めるとされる年
・本厄 厄災が最も起こりやすいとされる年
・後厄 厄の影響が薄らいでいく年ですが、まだ油断は禁物とされる年
昔は、女性の妊娠・出産のリスクが今よりも高く、子育てや介護などで身体を酷使する頃とされており、男性も仕事が忙しくなり、心身ともにバランスを崩しやすくなる時期と考えられていたそうです。
「大変な時期だからこそ、無理をせず慎重に過ごしましょう」という、先人たちの暮らしの知恵だったのかもしれません。
現代においては、厄年を科学的に証明することはできません。
しかし、人生の転換期であることは間違いなく、体調を崩しやすかったり、精神的に不安定になったりすることも考えられます。
厄年だからと必要以上に恐れるのではなく、体調管理に気を配り日々を丁寧に過ごすことが大切ですね。
2. 厄落としのお祓いについて
時期
一般的には、年の始まり(元日から節分までの間)に神社やお寺でご祈祷を受けるのが良いとされています。
これは、旧暦では立春(節分の翌日)から新しい年が始まると考えられていたため、「年の変わり目までに厄を祓う」という意味合いがあるそうです。
とはいえ、タイミングによってはこの時期に間に合わないこともあると思います。
そんなときは、都合のよいときにお寺や神社へお願いしてみて下さい。
お祓いは、一年中していただけるところがほとんどです。
場所
・神社の場合
「厄払い(やくばらい)」
神道の考え方に基づき、本人についた「厄(穢れ)」を祓い清め、神様のご加護をいただくためのご祈祷です。
・お寺の場合
「厄除け(やくよけ)」
仏教の考え方に基づき、災いをもたらす「厄」を力強い仏様(不動明王や観音など)の力で取り除き、寄せ付けないようにするご祈祷です。
神社かお寺、どちらに行けば良い?
結論から言うと、どちらが優れているということはありません。
ご自身やご家族が、普段から慣れ親しんでいる場所を選ばれるのが一番です。
「初詣はいつも地元の氏神様の神社に行っているよ」
「お盆にはお寺でお墓参りをする習慣があるよ」
など、ご自身の生活に根付いた場所にお願いするのが、心も落ち着きやすいのではないでしょうか。
もちろん、有名な厄除け神社やお寺に足を運んで、気持ちを新たにするのもいいですね。
服装
特に決まりはありませんが、神聖な場所なので清潔感のある服装が良いそうです。

3.家を建てる際の儀式について
家を建てる際には、古くから伝わる非常に強力な、土地・建物に対するお祓いの儀式があります。
地鎮祭
・目的…工事を始める前に、その土地の神様にご挨拶をし、土地を使わせていただく許可を得て、工事の安全とそこに住むご家族の末永い繁栄を祈願する儀式です。
・効果…まさに土地と工事に対する最大のお祓いです。神主さんを招いて土地を清め、神様のご加護を祈ることで、厄年の不安も一緒に祓っていただくことができます。
上棟式
・目的…柱や梁などの基本構造が完成し、屋根の最も高い部分である「棟木(むなぎ)」を取り付けた際に行う儀式。これまでの工事の無事を感謝し、今後の工事の安全と、建物が無事に完成することを祈願します。
・効果…建物自体に神様をお迎えし、災いが起こらないように祈る儀式です。こちらもまた、家に関わる厄を祓う意味合いを持ちます。

4.厄年に家を建てることについて
一般的に、家を建てる際に気にされるのは「本厄」の期間とされています。
前厄は「厄の前兆」、後厄は「厄の余韻」のような期間と捉えられており、本厄ほど強く意識されないことも多いようです。
家を建てたい!そんな気持ちが芽生えてから実際に家が出来上がるまでにかかる時間は、各ご家庭によってかなりの差があります。
引き渡しの時期や引っ越しのタイミングで、「厄が明けていく年」に新しい生活をスタートさせる良いタイミング…と捉えることもできるそうです。
5.建築のプロとしてお伝えしたいこと
「タイミング」というご縁を大切に
理想の土地との出会い、住宅ローンの金利、お子様の進学など、家づくりは様々な要素が奇跡的に重なった「最高のタイミング」で実現することが多いものです。
より慎重に、そして丁寧に進める良い機会だと考えてみてはいかがでしょうか。
ご家族でたくさん話し合う
不安に感じる事があれば、一人で抱え込まずぜひご家族で共有してください。
そして、「新しい家でどんな暮らしがしたいか」「どんな毎日が待っているか」など、楽しい未来を具体的に話し合ってみましょう。
体調管理を万全に
厄年が体調を崩しやすい時期…というのは、理にかなっている面もあります。
家づくりは、楽しみな反面決めることも多くて心身ともにエネルギーを使います。
無理のないスケジュールを組み、睡眠をしっかりとって、健康第一で臨むことが、結果的に良い家づくりにつながります。
まとめ
家づくりで最も大切なのは、住まわれるご家族様が「この家を建てて本当に良かった!」と心から思い、末永く、笑顔で暮らしていけることです。
柴田建築企画は、単に家を建てるだけでなく、お施主様の人生に寄り添うパートナーとして、心を込めてお手伝いさせていただきます。
今後とも、柴田建築企画をよろしくお願いいたします。